passyoo(パッショ)の日記

不安、うつ、抗うつ剤を克服した経験をつづったサイトです

不安に耐える力は、単なる”技術”である(抗うつ剤なしに不安を解消する方法13ー1)

 

自分の扁桃体から生じる恐怖や不安などをコントロールする技術。

 

身に付けられるようになると、
他者の扁桃体の動きを推察し、
他者にある程度思うように動いてもらえる力がつく、と前回記事に書いた。

(もちろん悪用はダメ)

 

例をあげると

仕事の条件や中身、

友人とのつきあいなど、

多々な場面において、

 

おたがいにとって、有益で健全な交渉を行わなければならない時、


いつ相手に報奨を与えればよいか、
自分がどういう行動を取ればよいか、わかってくる。

 

相手もこちらの要求に沿って動いてくれることが多くなるのだ。

 

 


○アラジンと魔法のランプが意味するものは?


人間には越えなくてはならない壁がある。
あなたが不安や恐怖を感じるもの、
そこに鍵がある。

 

それを回避してもよいだろうし、乗り越えてもよい。

 

何がベストな選択かは、個々のケースによりけりだと思うが、
まずはターゲットがなにか、自分で把握してみるのである。

 

なんに不安を感じているのか。

何が恐怖を引き起こしているのか。

それについて焦点を当てる。

 

そして脳に、

 

「ではどうすればこの問題を解決できるか?」

 

と必ず問いかけるのである。

 

 


何度も書いているように、


あなたの脳はあなたが思っているよりも、
ずっとすごいのだ。
意識ではたちうちできないほどの、
物凄い能力を持っている。

 


だからこんな問いかけは無意味だし、苦痛だ、と諦めずに、

「どのようにこの問題を解決すればよいか?」

と自分自身に問いかけてほしい。

ミッションを与えてやるのだ。

 


あなたは魔法のランプを持っている。

 

 

それはこの膨大な命を繋げてきた、あなたの肉体にひそむ、

とてつもない能力なのだ。

 

 


アラジンと魔法のランプという物語がある。

あれはおそらく、自分の潜在意識や、把握しきれていない真の能力について、
擬人化して描いているのだと思う。

 

信じられないような進化を遂げて、多用化してきた生命の底力を、
あなたも確実に、携えている。
生命であり、進化によって生まれた人間だからである。

 

 

お願いすれば願いを叶えてくれる、魔法のような存在。

 

あなたはそれを引き出す魔法のランプを持っているのだ。

 


必ず結果が出てくる。

 

 

拙い記事ではあるが、
あなたがこのような内容のブログを探し当てたのも、
あなたの脳の成果なのだ。

 

 


○恐怖を味方につける。


数年前、抗うつ剤を止める、と決めたのは、
非常に苦しいきっかけがあったが、
その生活を続けていると、もっと苦しいしっぺ返しがくることに気づいたからだ。

 


与えられた人生という、尊い宝物。

15年の間、薬でごまかし、

ずっと眠るような生活をし、

人とも交流せず何にもチャレンジもせず、台無しにしてしまったこと。

 

そのしっぺ返しが、ものすごく怖かった。

人生を失ってしまったも同然だ、と感じていたのだ。

 

しかし、人生は続いていく。

 


今にして思えばその不安と恐怖のおかげで、
努力をしたり、模索したりできたのだろうと思う。

 

なんの問題もなければ、

こんな風に明るく生活することはできなかったはずだ。

 


あなたをふりまわす、小悪魔な扁桃体

 

それは「厄介で子供じみた高知能な原始の脳」

 

という認識があるかもしれない。

 

 

しかし、それは間違いである。

 


賢い知能を持つ扁桃体は、

その恐怖や不安によってあなたを揺さぶり、

何らかの行動によって、

解決する道へと誘おうとしているのである。

 


扁桃体は、おそらく時間の観念があまりない。

 

過去のものか、未来のものか、あまり把握できない部位なのだと思う。

 

だから、昔の心の傷をずっと背負っていたり、

 

過去の失敗を現在目の当たりにしている恐怖のように、とらえたりする。

 

 

 

しかし、それだけではないのだ。

 

不安や恐怖という非常に苦しい感情を使って、
あなたの知性や理性を司る大脳辺縁系を、かるがると操り、
あなたをほんとうに進むべき方向へ導いているのだ。

 


そのあまりにも苦しすぎる感情の度合い、大きさ。

 

それがあなたの真の能力であり、

 

あなたの持っているとてつもない力の正体なのだ。

 

 

 

 

恐怖と戦うのではなく、

恐怖から逃げるのでもなく、

恐怖と向き合うのでもなく、

 

どうすればいいか?

 


恐怖を味方につけるのだ。

 


あなたはすでに今、
恐怖を味方につけているのである。

 


乗り越えたほうがよい理由があるはずである。

回避でも克服でもどちらでも良いが、

それをどうにかすることで、あなたに確固たる何かがやってくるのだ。

 


一度、そういう視点で自分を眺めてみよう。

 

 

 

 

○自分の扁桃体をコントロールできる技術力と、他者をコントロールできる力は比例する。


これは私の感覚でしかないのだが、どうもそういう感じがする。


扁桃体から生じるマイナスの感情をコントロールしたり、

報奨を与えるなど、マネジメントする力が増すほど、

外界との交渉がうまくいき、技術力も増し、

収入が増え、評価が高くなり、人間関係も良くなり、

生きるのが楽になってくる。

 

 

もちろん時間的な忙しさや、いらつくことは増えてはくるが、

生きるのが楽しくなってくるのだ。

新しいチャンスもやってくるようになるし、

手助けしてくれる人も増えていく。

 

 


いい意味で、新しい価値に気づくことも、多くなってくる。

 

 

あなたが乗り越えたこと、努力してきたこと、やってきたことは、

 

必ず自分にとって良い力になって、返ってくる。

 

 

決して無駄にはならないし、

 

不安や恐怖を強く感じるから、駄目であるということではない。

 

むしろそれこそが、ものすごい潜在能力を秘めているという証であり、

 

通り抜けたとき、はかりしれない輝きが、あなたにふりそそぐ、

 

ということでもある。

 

 

 

ほんの少しで十分だ。

少しやれたら、もっとやれるようになるからだ。

 

 


あなたは、まばゆい財宝を手にいれる。物質だけではない。


心が満たされる本当に輝いた日々が、あなたを待っている。