passyoo(パッショ)の日記

不安、うつ、抗うつ剤を克服した経験をつづったサイトです

不安に耐える力は単なる”技術”である(抗うつ剤なしで不安を解消する方法その22)

 

人間だから、過去の選択が失敗だったのでは、と悔やむことがある。

 

あなたの辛い気持ちが、いたいほどわかる。

 

涙がこみあげてくるようなその気持ち、よくわかるのだ。

 


希望のないような、そんな苦しさ。

 

いったい、どうすれば?

 

 

そういう時には、思考を、100パーセント将来への「投資」にしてみよう。

 

 


思考を「投資」にする、

とはどういうことなのだろうか?

以下に書いていく。

 

 


〇過去の選択が“失敗”であったからこそ、得たものがある。

 


あなたの後悔、過去への悔い、いたいほどよくわかる。

私もしょっちゅう感じているからだ。

 

 

私の場合は年齢的に、将来どうなるのだろうという気持ちもあるし、

これまでの人生で鬱という状態が長く続き、

15年も人生を閉じこもるようにして過ごし、棒に振ってしまったのではないか、とい

うことへの根深い後悔もある。

 


しかし、冷静になって考えれば、
この状態があったからこそ、このよい選択をしたと思えることも多々あった。

 

高齢だが子供を持とうと強く決めたこと。
それによって、いま幼い子を持てて、
しあわせを感じられていること。
高齢であってもなんら問題なく出産できたという奇跡を味わえたこと。

 

仕事もそうだ。
苦しい時代があったからこそ、
現在はそこそこ自由闊達に選択できること。

 

 

 

 

 

 

〇“選択”というものは時間をかけて変化する、生き物である

 

 


選択というものは、摩訶不思議なものなのである。

 

 

その時、失敗だったりしても、


その状況ですべて終わりなのではない。

 

 

未来へ続いていくものなのだ。

 

 

選択というものは、生き物であり、

自分の思考をエネルギーとして、

姿を変えるしろものでもあるのだ。

 

 


だから、過去を悔やみ苦しくなった時には、

 

未来も含めた時間軸で、

 

自分の選択や行動について考えていってみよう。

 

 


過去の失敗や、まずかった選択が、

 

未来にとてつもなく素晴らしいものを

 

得られる起因になることだってある。

 

 


その時、不手際があったり、

 

自分が未熟だったり、

 

「失敗だ」と思う選択をしてしまったことによって、

 

それよりも先、そして今、それから未来に開かれる道の途中で、

 

ものすごく良い選択をするチャンスを、

 

つかめることだってあるのだ。

 

 

 

 

だからこそ、


思考を未来への投資にしてみよう。

 

 

 

 


〇思考を未来への「投資」にするとは?

 


先日、ラジオである経済学者であろう人が話していた。

 

自分が使っているお金のうち、

どれが浪費で、どれが消費で、どれが投資なのか、考えてみよう、と。

 

 

 

 さらに、その方は言った。

 

「私は消費や浪費が4割、投資が6割でとは言いません。

“投資を百パーセント”、という意識を持ってください」

 

 


お金に関する話ではあるが、
ものすごく感心した。

私は浪費が、がぜん多いので耳が痛いが、

この言葉に衝撃を受けたのだ。

 

 

 

 

 

では、思考についてもそうしてみれば、いいのではないか?

 

 

 

どうせなら、よい未来を選ぶ確率が高くなるほうがいい。

 

それなら、


どれが思考の浪費で、どれが投資なのか、

 

考える視点を持ってみてはどうだろうか、

 

そう考えた。

 

 


ずっと悲観的になって思考のマイナスループにはまっている時が、
あなたにも、あるかもしれない。


そんな時、


「もしかしたらこれは思考の浪費なのかもしれない」


と意識してみよう。

 


そして、
先々、よりよい状況を生み出せるために、
よりたくさんのしあわせを感じられるために、
より多くの喜びや楽しさや安心を得るために、

 


あなたの思考を、

将来への「投資」にしてしまうのだ。

 

 

 

 


たとえば、前向きな思考をしていれば、

 

前向きな情報に注視することができ、

 

前向きな行動をとるための選択が、

 

しやすくなる。

 

 


マイナス思考に陥っていると、視野が狭くなり、

「こう」としか考えられなくなってゆく。

そして自分から思考を制限し、

行動を制限し、選択を制限してしまう。

 

 

 

しかし世の中を見れば、


意外に自分の思っている状況と違っていたりする。

 

 

 

70代で意義のある事業を立ち上げたりする人だっているし、
60代で結婚する人だっている。

 

私の師匠はもう70歳に近いが、
50代で今の仕事の道に入り、
現在は外車を毎年買い替える生活を送っている。

 

先日は、ちょっと難しい資格なども取っていた。
ますます生徒たちの指導者として活発に活動している。
飲み会なんかに行くと、すごくウキウキと楽しそうでもある。


私の仲間には50前に初産した女性がいるのだが、
彼女は現在60歳半ばに差し掛かっている。
しかし過去に取った資格が活きて、

 ほとんど外働きしたことのない主婦だったが、

ぜひうちに来ないかと某会社にスカウトされ、

正社員としての待遇を受け、通勤用の車まで購入してもらっている。

 


また93歳で現役の女性が正社員として仕事をしている職場もある。
さすがに、もう年だ、と本人も言っているそうだが・・・・・

 

 


私はといえば、


もう50前なので、
気になってネットで検索すると、

社会的に初老とみなされる時期、とか、

定年は近い、などと書かれていたりする。
終わりにむけての準備云々しろと・・・・


「家のローンもまだあるし、車だって先日買うことにしたのに・・・
どうしよう」

と死にそうになるほど落ち込んだ。

 

 

 

 

 

だが、ここで落ち込んでばっかりだと、


思考を浪費していることになるのだ。

 

 


どうすれば一ミリでも、


将来、楽しく明るい状況になれるか。

 

そういう選択をすることができるようになるか。

 

 

 

 

 

 

「思考」と「選択権」は、

常に自分が握っている。

 

 

 


その選択や幸福感は、ずばり、
「思考」がエネルギーであるといっても過言ではない。

 

 

 


だから、

 

自分の人生をよりよい未来にするために、


どんな思考をすればよいか、模索してみよう。

 

 


そして、

 

前向きな思考、

 

将来への栄養になると

 

感じた思考をすることができた後には、

 

必ずフィードバックしてみよう。

 

 


今、こういう考え方ができたから、


数十パーセントでも、将来に取るであろう選択が代わり、


良いものになっただろう、と。

 

 


このようにフィードバックすることで、効果が定着する。

 

 


あなたが自分の人生の主役なのだ。

 

あなたがハンドルを握っていく。

 

 

 

「今、マイナス思考に陥っている。
先がもうないように感じられる。
将来が悲観的な気持ちになる」

 

が、

 

「先がもうないなんてことは思い込みかもしれないし、
人生はもっと楽しくなるかもしれない。



思っているものとはいい意味でちがう、
考えたこともないような、
わくわくするような世界が広がっているかもしれない。

 

 

 

自分は今心が折れそうになっているが、

過去の選択がたとえいいものでなかったにしても、

 

その選択によって開かれた道があり、

それによって自分が先々ベストな選択をすること可能性だって、

十分にある。

 


過去の失敗が、
これからのしあわせや、よりよい状況をつくるための
エネルギーになったのだ、と思えるように、

選んでいけばいいのだ」

 

 


などと、思考を、未来への投資にするのである。

 

 

 

 


100パーセントは難しくても、


50パーセントできれば、かなりの業績になる。

 

 

 


ゼロパーセントでは、

決して開かれなかった視点・世界が、

あなたの前に、

キラキラと開かれるのだ。

 

 

 

 

苦しさを知っているあなた。

だからこそ、

あなたは、未来を明るくする、

”力”を持ったのだ。