passyoo(パッショ)の日記

不安、うつ、抗うつ剤を克服した経験をつづったサイトです

不安に耐える力は、単なる”技術”である(抗うつ剤なしに不安を解消する方法17ー3)

 

○初老なのに自由にやっちゃっていいのかな、という迷い

 


正直、最初は、

転職をやすやすと決めることはできなかった。

 

 

もういい歳なのである。

 

 

そこは、なにしろ手厚い待遇であり、

長もいろんな業務にチャレンジさせてくれる。

 

 

年齢に関係なく、

ぜひ将来は正社員になってほしい、とまで言ってくれる。

 

理性脳で考えればありがたい話だ。

私に絡んでくるなど、勘違いかもしれない。

 

 

もっと感謝の心をもって、この状態に収まらなければならないのでは、

と思ったりもした。

 

 

さらに、

 

私の扁桃体は幼稚な点があるから、大失敗してしまったのだ、と

 

不安がよぎる。

 

なぜ我慢できないのだろう? と。

 

社会的価値観を鑑みれば、ここに居続け、安定したほうが、

 

家族のためでもあるし、自分の将来のためでもある・・・・・

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

扁桃体は納得しなかった。

 


体調不良によって、反乱を続けたのである。

 

 

 

 

いよいよ転職することにし、転職が決まったものの、

 

今度は新たな不安がむくむく膨らんできた。

 

 

いざ別の会社に行って、失敗だったらどうしよう?

 

 

面接やHPだけではわからない問題があるかもしれない。

 

 

私よりもさらに老いた局たちに、いじめられるかもしれない。

 

 

転職を繰り返して、落ち着かない生活を、この年でやるなんて、

 

リスクが大きすぎるのではないか・・・・


路頭に迷ったらどうしよう・・・・・

 

 

 

 

 


○人間的報奨の力

 


しかし、私は先に進んでみたいと思った。

 

別の世界を見たくてたまらなかった。

 

 

さいわい、不幸を糧に、

 

不安に対処する力を養うことができた

 

 

 

不安に対応する精神力は、

 

前より多少培われている。

 

無どころか、

 

マイナスからこの状態にまで立ち直ったのだから、

 

またどうにかなるだろう。

 

 


そう自然に思えるようになった。

 



 

そして、こう考えた。

 

 


「自分のような問題に直面している人は、


多々いるのだ。

 

なんとか、その人たちの力になりたい。

 

 


自分が状況を打開していくことや、


不安対処の方法を模索し、

 

ブログなどによって手法を伝えることで、

 

誰かの力になれるかもしれない」

 

 

 


そう考えると、

 

 

 

 

底知れない力がわきあがってきた。

 

 

 

「自分の行動のなかに、数パーセントであっても正しさがある」

 

 

という確信だ。

 

 


世間一般の価値観からは、ずれた選択だったのかもしれない。

 

自分の未熟な扁桃体をもてあまし、

 

先のリスクを考えない選択かもしれない。

 

 

 

 

しかし、誰にとっても道のりは同じではない。

 

 

皆が皆同じ道をいくことが、正しいことではない。

 

 

 

このような状況で迷いながら自分なりの選択をしても、

どうってことないとか、

案外うまくやっていけるとか、

より楽しく生きていけるのだとか、

そんな報告ができれば、

誰かをほっと安心させることもできるかもしれない。

じゃあ、そのために頑張ってみよう。

 

 

 

 

 

 


私がかつて抱えていたように、

とても苦しく辛い思いをしている人の、

安らぎや力になりたい。

 

 

 


そう考えると、

 

人間は、

 

ほんとうに強くなれる。

 

 

 

爆発的なパワーがこみあげるのである。

 

 

 

 

 

つまり、人間的報奨は、

 

他者のためだけにあるのではない。

 

本人にとっての強力な力にもなりうるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

人間的報奨のシステムとは、

 

 人間が生まれ持っている、

 

 崇高で莫大なパワーなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不安で苦しい時も、

 

地獄のように落ち込む時も、

 

問題にどう対応していいかわからない時も、

 

 すべて無駄にはならない。

 

 

 

もしたったひとつでも、

 

不安で仕方ない場面を乗り越えたことがあったら、

 

ぜひ何らかの方法で、他者にもそれを伝えてほしい。

 

 


それが同じように苦しんでいる人たちの、

 

光や希望になり、

 

安らぎになるのである。

 



 

 

 

 

 

 
その報奨はあなた自身を支えてくれる。

 

 

 

 

 

あなたは、ヒーローになるのだ。