罪悪感を半減させてみる
罪悪感は完全に消すより、少し残っていた方がいいと思う。
望まない方向へこれ以上進まないために。もしくは危機を回避するために。
大切な人をよりしあわせにするために。
しかし、感情の性質上、ど真ん中の急所をジワジワズバズバ責めてくるので、
日常生活がままならなくなるときもある。
よりよく生きたいのに、感情が行動の妨げになってしまうことも。。。
それではどうしたらいいかというと、「減らしてみよう」と考えた。
私がしてしまったのは、時間をかけてやってきた結構大きな失敗だ。
どうせ今日明日に完全に消滅させることなど、できやしない。
周りに迷惑もかけてしまっている。
少しでもマシな現実状態になるために、
減らすしか、ない。
では減らすためにどうすればいいのか、考えた。
ネットなどでも調べ、心理学の本も探してみた。
そして自分流に方法をアレンジしてみた。
すると、最大に苦しかった時より、いくぶん減り、
前向きに考えて行動できるようになった。
もちろん時々、自分のバカさに怖くなるし、将来が不安にもなる。
しかし、行動によって環境を変えなくては、
私の不安も罪悪感も解消しない。
以下に私が試した方法を書きます。
1)数値化する。
まず、他者などが犯した行為や、一番やってはいけない殺人などの行為を100として考える。
それと比較し、自分の失敗、行為はどれくらいになるのか、淡々と数値化する。
数値化した時に、
もし、少しでもスッと気分が楽になったら、すかさず、
今楽になった! MAXで苦しい時よりも、
50%ほど苦痛が減った!
さらに畳み掛けるように数値化する。
2)罪悪感を持っているのだ、と意識する。
以前にも書いた、
「脳は問題提起をすると、解決に向かって無意識の領域で動いていく」
そしてそれは感情に左右されない、
という性質を利用する。
速効性はない代わりに、
ものすごく強力な打開策を展開するものだ、と個人的には思う。
骨太の、基礎のような、土台をしっかり作る解決策を模索していくようなイメージだ。
この機能は生命誕生から38億年も続いてきた、生命体の習性のようなものだと思う。
これまでも、この機能使って抗うつ剤を完全にやめることができたのだから、
こうかは実証済みだ。
きっとかなり改善されるはずだ。
3)反対の行動をする。
どこかのサイトにも書いていたけれど、
罪悪感を引き起こしたものと、反対の行動をする。
自分を納得させるのである。
たとえば迷惑をかけてしまった相手に、少しでも利益を与えるような行動を取る。
無駄に時間を費やしてしまった自身の行動を、払拭するような行動をしてみる。
急にできないというときは、小さなことでもいい。
以前より改善できるようにやっていく。
自分の自尊心を少しでも満たすような行動を、自分に対してしてやる。
するとしだいに気持ちが落ち着いていく。
こうしていろいろ考えてみると、ふとある考えにたどり着く。
「脳と、脳使い」
だ。
不安を減らすため、
苦しい状況を改善させるため、
よりよく楽しく人生を生きるため、
自分のことを好きになるため、
どうすればいいのか?
それらの方法を模索していくと、
どうも自分の感情やの脳の習性をいかにして扱うか、という課題が見えてくる。
「感情と習性」
と
「自分」
とはベツモノなのだろう。
こんなに苦しい状況を、自分でコントロールすることができたら、
結構なことも出来ていくはずだ。
真面目な行いでもって成功者と呼ばれる人たちは(もちろん成功が最善のものだとか、すべてであるとは思わないが)、
このように、脳の習性をうまくコントロールできている人たちなのだろう。
となると、私自身も、
自身のマイナスの感情や、誘惑をうまくコントロールする練習を
タダでさせてもらっていると考えればいい、そう気づいた。
「脳と脳使い」
とは、猛獣使いのようなものである。
人間の能力にさほどの違いはないと、いつも思う。
思い込みで自分のパワーを制限してしまっているだけだ。
自分という猛獣使いになって、
思い込みを解放するのだ。
自由に、楽しく生きるのだ!