passyoo(パッショ)の日記

不安、うつ、抗うつ剤を克服した経験をつづったサイトです

抗うつ剤は完全にやめられる。

 抗うつ剤やめたいけどやめられないと思って苦しんでいる人がいる。

 せめて少しでも助けになれれば、と考え、

 一個人の体験として記事を書くことにした。

 

 

 

 治療の薬を止められず、生活にも不自由し、先が見えない人もいると思う。

 ここにたどり着いたのは藁をもすがる思いだったかと思う。

 

 

 

薬に縛られない人生を取り戻すことはできる。一個人の体験としてそう思っている。

 

 

数年前、私は処方薬とうつから解き放たれ、自由に生きなおしたいと思っていた。

そして必死でもがいた。

 

今は薬なしで生活している。出産もした。

 

もちろん私は医師ではないので、それぞれが納得のいく医療機関で適切な診断と処方を受けるべきだし、責任を追うことはできない。また薬をやめることの結果は自身で受け止めなくてはならない。

 

 

けれど本気で望めば道はある。

決して暗闇ではない。

 

 

うつにまつわる薬はやめ、四年を越えた。ひどいマイナス思考は相変わらずだけど、普通に暮らし普通に仕事している。

 

薬が切れて離脱症状に怯えることはない。これが一番嬉しい。

 

体調は薬を呑んでいたときより、格段にいい。

もちろんストレスをためやすいので、不調が出ることもあるけれど、あのにっちもさっちもいかない苦しさとは別のものだ。

 

 

10年以上の期間、何種類も抗うつ剤と安定剤等々の薬を飲んでいた。

 

どうにも回避できないある事情があり、心配事が止まず、毎日不安の日々だった。

病院にはいろいろ行った。

 

ある大きな医療で重度のうつだと診断された。

重度だ。

 

しかしあることがきっかけでどうしても抗うつ剤をやめたいと思った。

それで別の病院に行って医師と相談した。

そこで、

「あなたには医者として何ら薬を処方するものではない」

と言われた。

 

その時の不安と苦痛、恐怖はすさまじかった。それでも医者はうつじゃない言った。薬は必要ないと。

環境の変化もあったし、もちろん薬を服用しないことへの不安もあった。

そこで私は、本当に抗うつ剤は必要ないのか確認するため、

医者と相談し何日も診察を受けた。

 

 

自分の人生の問題解決しなければならなかったし、離脱症状も重なっていた。

そういった状況だったので、

薬はのみたくないけれど、異常な苦しさだった。

 

 

 

 

ほんとうに自分は病気じゃないのか? と自身で疑うほどのひどいありさまだった。

若い医者ならすぐうつだと診断したと思う。

 

どう不安から逃れるか試行錯誤した。

 

自分で考えた手法で効果はほとんどなかったが、お腹のみぞおち辺りをぐっと抑えると、ほんの少しだけ苦痛がやわらぐ気がした。だからペットボトルでずっと押さえていたら皮膚が青黒く変色してしまった。

痛くて風呂で体を洗うときも大変だった。

 

 

他にもいろいろやったが、地獄のような苦しさはすぐには消えなかった。

けれど薬にはもう頼りたくなかった。

 

 

医者は、私の状態について、

「病的なものではない」

と言い切った。悲しみが強いだけだ、と。

それから現実的な解決策が必要なのだと。

 

 

だから、そんな状態で社会復帰目指した。苦痛を隠して面接を受けて仕事した。自分の中に苦痛と不安の種があるから逃げようがないのが辛かった。

職場や世間の人はみなこんな重しを背負ってはいないから、人より何倍も忍耐が必要だと言い聞かせた。

普通に振る舞うのに精一杯だった。

身支度をするのも大変だったけど、何もしないで家にいる恐怖のほうが、大きかった。

 

 

その状態は1年半ほど続いた。

しかしある職場でなんとか普通のふりをしてやっているうち、浅いが人との交流を通して、いつのまにか薬のことを忘れていた。

 

今は何も飲んでいない。抗うつ剤をやめて四年経つ。

苦痛もかなり減った。

楽しいと思うこともあるし、旅行にも行きたいと思う。

 

 

 

不安や恐怖への自力での効果的な対策のしかたについては、また別に書こうと思う。

 

複数の医者も言っていたが、一般的に「うつは完治する」

また私の経験からはかなりたくさんの抗うつ剤や安定剤を長期のんでいても、

薬は全く飲まずに普通の生活を取り戻すことができる。

 

希望はある。だから大丈夫。

 

大丈夫だ‼